ねこのめ

ねこのめみたいにくるくる回る日常の出来事

「はらぺこクトゥルフむし」

はらぺこあおむしという児童用の絵本をご存じだろうか?

アメリカの絵本作家エリック・カールが1969年に出版したもので、
日曜日の朝に生まれたあおむしが毎日ムシャムシャといろんなものを食べまくり、
最後には立派な美しい蝶へと変身する。

鮮やかで大胆なきり絵のような色使いと穴が開いた仕掛けが斬新で、
世界中で愛読されベストセラーとなった。

このはらぺこあおむしをベースに作られたのが「はらぺこクトゥルフむし」である。

昨年キックスターターで資金募集され、
目標金額を3倍以上うわまわる達成金額を得てついに商品化された。

クトゥルフ好きなら要所要所にちりばめられたクトゥルフネタにぐっとくるはずだ。



◆はらぺこクトゥルフむし ベン・マンド作


それは星が輝く夜、「おや?海に沈んだルルイエに小さなお墓」
お月様が空から見ていいました。



星辰がほぼ正しい位置についた日曜日の朝、
お墓からぽんと大きなはらぺこクトゥルフが飛び出てきました。



クトゥルフむしはおなかがぺこぺこ
とてつもない空腹感を和らげるため食べるものを探しはじめました。



月曜日、崇拝者をひとり食べました。
まだお腹はぺこぺこです。



火曜日、準備不足の古物収集家をふたり食べました。
やっぱりお腹はぺこぺこです。



水曜日、チャールズ・デクスター・ウォードの箱をみっつ食べました。
それでもお腹はぺこぺこです。



木曜日、不気味な彫刻をよっつ食べました。
まだまだお腹はぺこぺこです。



金曜日、エーリッヒ・ツァンの楽譜をいつつ食べました。
それでもお腹はぺこぺこです。



土曜日、ショゴスをひとつ、ひどく硬い古のものをひとつ、ティリングハストマシーンをひとつ、
ぬるぬるの深きものどもをひとつ, 宇宙の色をひとつ、人面ネズミをひとつ、
脳缶をひとつ、ガグをいっぴき、ピックマンの絵をひとつ、 ミーゴ(ミ=ゴウ)をいっぴき食べました。

その晩、クトゥルフむしはお腹がいたくて泣きました。



また日曜日がきました。
 
クトゥルフは禁じられた立派な学術書を一冊むさぼるように食べました。
お腹のぐあいもよくなりました。



もう、クトゥルフははらぺこではありません。

そして大きいなんてもんじゃありません。

クトゥルフはとてつもなく巨大で太っちょになり、眠たくなりました。



クトゥルフはルルイエの巨大都市に戻り、新しい墓石を建てました。
そしてそこで数十億年過ごしました。

それからまもなく…



クトゥルフは眠りから覚め、世界を食べました。
それでもクトゥルフはかわいいままです。


実際の絵本にはそのあとにクトゥルフ神話にちなんだクイズや
小ネタなどの付録が付いている。

絵本は日本のamazonでも購入可能だが、
アメリカのamazonから注文した方が送料分を払っても全然安い。

アメリカのamazonだと1600円のところ、日本のamazonだと7500円だ。

電子書籍でもよいのであれば、公式サイトで4.99ドル(531円)でPDFファイルをダウンロードできる。

ちなみにはらぺこあおむしの原作者であるエリック・カール(86)は、
この絵本のを様々な設定で自由に使用していいという許可をだしている。
なのでこれ以外にもはらぺこゾンビなどの様々なパロティーバージョンがでている。




クトゥルフ神話にまつわる奇妙なことがあって気になってる。

2012.05.24

お前らオカルト好きなら知ってるヤツも多いと思うが、クトゥルフ神話ってあるよな。

H.P.ラブクラフトが書いた作品群が、後世そんな風に呼ばれるようになったものだが、

それにまつわる奇妙なことがあって気になってる。

2年ほど前になるが、セカンドライフの日本語版サービスが公開されてしばらくたった頃。

ものめずらしさでやってたんだが、

そこで『TheFacelessGod』なんていう、いかにもなファーストネームつけてるやつが居たんで、

「あーコイツもフリークか」って思って話しかけた。

ここで簡単にラブクラフト知らないヤツに補足しとくと、

The Faceless God(無貌の神)ってのは、

ナイアルラトホテップ(元々発音できない文字列に音を当てたものなので、ニャルラトホテプ等の各種読みがある)

って架空の神の別名。

コイツには他にもたくさん別名があって、『這い寄る混沌』ってのが有名かな。

クトゥルフの旧支配者と呼ばれる恐怖をもたらす神々は、悉く幽閉されているんだが、

唯一このナイアルラトホテップだけが幽閉を免れていて、

接触した人間に狂気と混沌をもたらし破滅させるっていう設定がある。

俺『なにやってはるんですか?こんなトコで。トラペゾヘドロンどっかいっちゃったんすか?』

相手(今後はニャルとする)『そうなんだ。おかげで誰にも喚んでもらえなくてね。』

俺『だいたいなんでこんなトコに?』

ニャル『100年ほど前までは結構ブラブラしてたんだが、最近地球に来てなくてね。

久しぶりに来てみたらこの様だ。ここは一体何処なんだ?』

こんな風に完全になりきりプレイをやってるようで、面白かったんでからかって遊んでたんだ。

なりきりやってるだけあって原作をかなり読み込んでるらしく、ラブクラフト作品にかなり詳しくて、

なんだかんだで仲良くなったんだ。

その後、ラブクラフト好きのネットの友人2人にも紹介して、それなりに楽しくやってた。

このニャルは不思議なヤツで、普通なりきりやってるヤツってのは多少はボロがでるもんだが、全くでなかった。

その上、不思議なことに、俺らがいつ行ってもいた。

その当時は、この自宅警備員めwwwとしか思ってなかったんだが。

そんなこんなで数ヶ月が過ぎた頃に、ニャルが「ここから出たい」というようなこと頻繁に言うようになった。

その言葉を俺らは、ニャルがセカンドライフに飽きたんだなって解釈して、

俺らもセカンドライフに飽きてきてたこともあり、

『俺らそろそろやめるわ。またどこかであった時はよろしくなw』と、別れを告げようとした。

そしたらニャルが、『餞別替りにプログラミングの基礎を教えてくれないか?』と、

初めてなりきりっぽくない台詞を吐いた。

俺はそれをメシの種にしてることを以前話したことがあったから、それを覚えてたんだなって思って、

快く教えてやった。

それから時が経って今に至るんだが、3週間前に全く音沙汰のなかったニャルからメールが届いた。

タイトル:成果発表

本文:ありがとう。君達のおかげだ。

そのメールには添付ファイルでJavaアプレットが付いてたんだが、いかにも怪しい。

ウィルスチェックをかけてみたんだが、結果はウィルス検出無しだったんで、

まさかまだパターンファイル化されてない新種仕込んでることはないだろ、と思ってそれを実行してみた。

ブラウザで実行した結果は”Hello world”だった。

気になって、当時一緒にセカンドライフやってた2人に聞いてみたら、同じメールが届いてるとの事。

「おいおい2年もかけて”Hello world”はねぇだろw」と、その時はみんなで笑ってたんだが、

メールが来てから1週間が経った頃、(2週間前)

友人の一人が『ニャルの”Hello world”の意味がわかった』というメールを最後に、連絡が取れなくなった。

それからさらに1週間後(1週間前)、二人目の友人が、

『炎のように燃え上がる3つの目が・・・』というメールを残して連絡が取れなくなった。

二人の友人はオンラインでだけの友人だから、

ニャルのメールに便乗して、俺をからかってるだけだという可能性が高いんだが、

今日で丁度、二人目の友人が居なくなってから1週間目だ。

Hello world”ってよく考えると凄く怖い言葉だよな・・・







>>699の事、wikiで調べた。

『炎のように燃え上がる3つの目が・・・』というのは、ニャルの別名『燃える三眼』。

また、こんな記述も。

『彼が与える様々な魔術や秘法、機械などを受け取った人間は、大概自滅している。』

『顔がない故に千もの異なる顕現を持ち、特定の眷属を持たず、狂気と混乱をもたらすために自ら暗躍する。』

『千の異なる顕現は、同時に地球上に存在可能である。中には普通に人間として暮らしている者も少なくなく…』

これだけあれば結構わかるんじゃね?

俺も>>699の意味がわかんねえ。

どういう意味?







>>735

燃える三眼は、クトゥルフ好きなら当然知ってる。

だから>>699は、友人がニャルのメールに便乗してからかってる可能性が高いと書いたんだろう。

>>699は’Hello world’にニャルが込めた意味が分かってるからこそ、凄く怖いと言ってる。

ニャルはここ(セカンドライフの仮想世界)から出たいと頻繁に言っていた。

なんらかの理由で、仮想世界に迷い込んで閉じ込められた形になっていたニャルが、

Hello world(こんにちは世界)”メッセージだけを表示するプログラムに込めた意味は、自ずと判るだろ。