ねこのめ

ねこのめみたいにくるくる回る日常の出来事

気になる本。

君たちはどう生きるか



【あらすじ】
少年の名は、コペルくん。本名は本田潤一。
中学二年生、十五歳。思春期まっただなか。
コペル君は、二年前にお父さんを亡くし、
旧市内の邸宅から郊外の小ぢんまりした家に引っ越します。
そこには、お母さんの弟である叔父さんがちょくちょく来てくれます。
二人は大の仲良しで、コペル君というあだ名をつけはのも叔父さんです。
さて、コペル君はなぜコペル君と呼ばれるようになったのでしょう…?
コペル君が発する問いは、いつも根源的である。



お父さんを亡くし、少年時代が終わるとともに、物事が今までと違って見える時期。
コペルくんの真摯な問いに、コペル君の叔父さんは全力で応える。

自分が知っていること、経験してきたことのすべてを賭けて。
コペル君は、なんて幸せなんだろう。

大人になっても大部分ははっきりとは答えられない問いの答えを、
丸ごと受け止めて応えてくれる大人が近くにいるのだから。