ねこのめ

ねこのめみたいにくるくる回る日常の出来事

叙述トリック系コピペ。

じょじゅつトリック【叙述トリック

推理小説の手法の一つ。

文章上の仕掛けによって読者のミスリードを誘う手法。

具体的には、登場人物の性別や国籍、
事件の発生した時間や場所などを示す記述を意図的に伏せることで、
読者の先入観を利用し、誤った解釈を与えることで、読後の衝撃をもたらすテクニックのこと。



6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 13:52:26.65 id:qxxyuoTp0

うちは父一人、娘一人の二人暮らしでした。

父は再婚もせずに私を育ててくれましたが、
やはり男性でしたし、相手が欲しかったようで、
中学二年の頃から、私が毎晩父の相手をしていました。

最初はよくわからなかったのですが、父が優しく
手ほどきをしてくれて、大好きな父が相手でしたから、
私も嬉しくて、素直な気持ちで毎晩相手をしていました。

父はとても上手で、いろんな角度から私を攻めて きました。
二人で時間を忘れて朝まで続けてしまったこともあります。

そんな父もすでに亡くなり、今では母親となった私は、
当時のことを思い出しながら、夫だけではなく
中学生になった息子も相手にしています。

夫と息子がしているのを見るのも好きです。
夫が一番弱いですね。息子はけっこう強いです。


ちなみに将棋の話です。




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 14:21:10.03 id:qxxyuoTp0

ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった





25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 14:20:23.24 id:qxxyuoTp0

「ねえ、お母さん、結婚したら一緒に住むって話、考えてくれた?」

「ダメよ、何を言ってるのよ。せっかくの新婚生活なのに。慎一さんにだって迷惑がかかるじゃない」

「大丈夫だって。慎一さんちは資産家で家だって大きいんだから。べつに気にする必要ないって」

「そういう問題じゃないわよ。『嫁入り道具に余計なモノまで付いてるわね』なんて笑われたら、
 お母さん、恥ずかしくって相手のご家族に顔向けできないわよ」

「あははは、出来ちゃった結婚で嫁入りしようっていうのに、今更恥ずかしいことなんて何もないってば」

「あら・・・大きなお腹抱えて大笑いして・・・いい大人が子供みたいに。
 あなた、もう三十歳でしょう? すこしは大人らしくしなさいな」

「まだ二十九ですよーだ。とにかくさ、結婚したら一緒に住も。
 今日はこれから慎一さんとデートなんだから、きちんと話をすれば大丈夫だって」

「いやよ、お母さん、同居なんて。慎一さんだって嫌がるに決まってるわ」

「だってこのままこの家で一人で暮らすってわけにもいかないでしょう。
 二十年前にお父さんが死んで、もう貯金だってほとんどないのにどうやって生活していくの?」

「パートでもなんでも働けば一人分の食い扶持くらい稼いでいけるわよ」

「いままで働いたことだってないんだから、いい年して今更働きに出るなんてムリに決まってるじゃない」

「まったくこの子は減らず口ばかりで・・・。ほら、そろそろ慎一さんが迎えに来る時間よ。準備しないと」

「あら、ホントだ。じゃあ、お母さん、お小遣いちょうだい」

「もう、この子ったらもうすぐ三十になるっていうのに・・・。
 ほら、これで美味しいものでも食べてきなさいな」

「ありがとう、お母さん。じゃあ、お寿司でも食べようかな」

「お腹がすくからって食べ過ぎちゃだめよ。お腹が大き過ぎると体だって危ないんだからね」

「はーい。いってきまーす」

「おまたせ、慎一さん」

「どうしたの? ずいぶん時間かかってたようだけど」

「ごめんなさい。息子の相手してたら時間がかかっちゃって」

「ああ、ニートのまさゆきくんか。さっき元気に寿司屋に入っていったが・・・。
 ありゃ太り過ぎなんじゃないか?」

「ええ。今度生まれてくるお腹のこの子にはあんな風になってほしくないわ、まったく」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 14:25:48.84 id:RlF5cmma0

出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。
ビビりな俺はガクブルでその夜ベッドに入った。

案の定深夜にドアをノックする音がする。
ホテルの人かな? と思い声をかけたが返事がない。
もうドアを見るのも怖くて
ひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐチェックアウトした。

出張から帰って同僚にノックの話をすると
「やっぱり出たか」とこんな話をしてくれた。

そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。
その人は運悪く部屋の中に閉じこめられて、そのままなくなったそうだ。

ああよかった、ドアを開けていたら

今頃どうなっていたことか。




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 14:35:48.57 id:qxxyuoTp0

「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。

「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」

「あなた…愛してるわ」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。
「そうか…、俺も愛してるよ」こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、いくか」「ええ」


俺は、足下の台を蹴った。




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 15:45:05.23 id:qxxyuoTp0

3人の女性が事故で昇天した。
天国に行くと、3人は門番のセントピーターから
「天国には一つだけ掟があります。アヒルを踏んではいけない、ということです」
と注意をうけて中に入った。

案の定、いたる所にアヒルがいた。

とてもアヒルを踏まずには歩けないほどだった。

細心の注意を払いながらも、3人の一人がついうっかり一羽のアヒル
踏んでしまった。するとセントピーターが、彼女が今までに見たこともない醜い男
を連れてやってきた。彼はその男と女性を鎖に繋いでから理由を説明した。
「アヒルを踏んだ罰として、この男と永遠に鎖に繋がれることになります」

翌日、2番目の女性も、アヒルを踏んでしまった。
するとセントピーターが、極め 付きの醜い男を連れてキッチリやってきた。
最初の女性と同じようにセントピーターは女性と男を鎖に繋いで、同じ説明をした。

3番目の女性はこの顛末をつぶさに見ていたので、醜い男なんぞと一緒に鎖に
括りつけられて永遠に過ごす羽目にならぬよう、足の運びには精一杯気をつけた。

彼女が何とかアヒルを踏まずに数ヶ月が過ぎたころのある日、セントピーターが
今までに出会ったこともないハンサムな男を引き連れてやってきた。
男は背が高く、長い睫毛をした、筋骨逞しく、細身だった。

セントピーターは何も言わずに
二人を鎖に括りつけた。

女性は怪訝な面持ちでつぶやいた。
「私が貴方と一緒に鎖に括られるような、何か褒められるようなことをしたのかしら」

それに男が答えた。
「僕は君のことは何も知らないんだけど、ただアヒルを踏んじゃいました」





84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/21(水) 15:52:46.84 id:qxxyuoTp0

金曜日。仕事が終わると僕は仲間と飲み歩き、
お金を使いまくったあげく仲間の家に泊まり、2日間帰宅しなかった。

日曜の夜になってやっと家に帰ると、妻が仁王立ち。

たっぷり2時間説教をしてから、妻は言った。
「ねえ。もし何日も私の姿が見えなかったら、あなたどう思うの?」
「そりゃうれしいさ!!」

そんなことを言ったため、月曜日は妻の姿が見えなかった。
火曜日も水曜日も、やっぱり姿が見えなかった。
木曜日になってようやく、まぶたのはれがひきはじめたので、僕は妻の姿が見えた。