ねこのめ

ねこのめみたいにくるくる回る日常の出来事

北海道の七夕は、8月なんだよー。

夏の夜、天上には伝説の二つの星が天の川をはさんで向かい合っている。

星は知らなくても、七夕なら知っている人も多いはず

牛飼いの真面目な青年牽牛。その働きぶりが「天帝(北極星)」の目に留まり
天帝の一人娘の織姫の婿にとお見合い。

たちまち恋に落ちる二人

ところが働き者だった二人は恋に溺れ仕事をしなくなり、牛は死にかけ
織姫の生地の生産はストップして、神々の服はボロボロ・・・。

怒った天帝は二人を天の川の両岸に離れ離れにしてしまった。

ところが織姫は毎日泣いてばかり。

可哀相に思った天帝は、真面目に働くことを条件に
年に一度、七夕の夜だけ逢うことを許しました。

その後真面目になった二人の為、七夕の夜になると
どこからかカササギが飛んできて、天の川に橋を架けるようになった、と言うのが七夕の物語り。

どれが七夕の星か探してみよう





頭上の天の川の岸で一番輝いているのが織姫星

その天の川の対岸を南に下がった中空に光るのが彦星。

間違え易いのは織姫のすぐ東で光るのが白鳥座のデネブ(後七夕星)

天の川の中にデネブを北端に十字架状の星の並びを作っているので見分けられる。

それは大きな一羽のカササギか、その群れにも見える。
その織姫と彦星が年に一度7月7日の夜にだけ逢うと言う七夕伝説。

でもどうしてこの日なんだろう?

日本では七夕は稲の開花期にあたり、水害や病害などが心配な時期です。

また、お盆(旧暦の7月15日)の準備をする頃にもあたります。

そこで、収穫の無事を祈り、棚機女(たなばたつめ)という巫女が
水辺の棚の上に設けられた機屋で棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機を使って
先祖に捧げる衣を織りあげ、それを祀って神の降臨を待つという禊(みそぎ)の行事を行っていました。

棚には神聖なものを一段上げるという意味があります。



ところでこの二人は、一年に一度しか逢えないとは言え
(だからこそと言うべきか?)子どもがいてもおかしくない。

じつはいるのだ。



織姫をよく見るとすぐ脇の二つの星とで正三角形を描いている。

この星が七夕の子ども。

北側の星はよく見ると一つではなく、二つの星が非常に接近している二重星であることが
非常に目の良い人なら分かる。更に望遠鏡で見るとそれぞれがまた二重星のダブルダブルスタ−だ。
織姫は三人の子持ち(うち片方は双子)でなんと孫までいたことになる