地下牢に監禁された囚人がいた。
ふと思いついて独房の扉を押す。
なんと扉が開いた。
実は、一度も鍵など掛けられてはいなかったのだ。
先入観による落とし穴を表すエピソードとして
英国のチャーチル元首相がした話だ。
熊本市に、右足を失った女性がいる。
26年前の交通事故による。搬送先の病院で目を覚ましたとき
彼女は絶望した。”こんな体の私に将来なんてない”
美容師への修行の最中だったが、
片足の自分に立ち仕事は向かないと諦めてしまった。
彼女の心を変えたのは
美容師として働く先輩の言葉だった。
「どんな境遇でも、自分の可能性を、はなから決め付けちゃいけない。
”できる!”と決めたら思いもよらない力を出せるものよ」
以来、彼女は義足でのリハビリを開始。
歩くのは難しくても、手は使えると、カットの技術を人一倍磨いた。
懸命に祈って自分を奮い立たせた。
苦節5年、培った技術が評価され
メーキャップを競う全国大会で最優秀賞を受賞。
今も美容師として活躍している。
”私には無理””これで限界”と諦めた瞬間、成長は止まる。
先入観で決め付けず、動いてみる。
活路を開く挑戦を続けることだ。