自然光を遮らない「動く彫刻」
作品があるのは、マサチューセッツ州東部・ケンブリッジの不動産会社のビル。
同社はビル内の開けた空間に自然光を遮らない展示物を作れないかと、デザイン会社に依頼したという。
そこで、ボストンにあるデザインスタジオ「Sosolimited」と、「Plebian Design」創業者・Jeff Lieberman氏
さらに大きなインスタレーションを手がけてきた「Hypersonic」が協力して
「Diffusion Choir」と呼ばれる動く彫刻を考案した。
鳥の群れが形を変える姿を表現
「Diffusion Choir」は、天井からぶら下げた骨組みの各所に
撥水性のあるタイベック紙400枚を使った傘のような部品をそれぞれ取り付けているという。
1つ1つの傘は折り紙状になっており、取り付けた小さなモーターを稼働させると
クラゲのように開いたり閉じたりを繰り返し、全体をさまざまな形に変化させる仕組みになっているそうだ。
実際に、飛行する鳥の群れが自由に形を変えていくような姿を空間に浮かべることもできるとしている。