どんなにつらい環境にあっても
これを切り抜けようと努力を続けるところに人生はある。
いたずらに他をうらみ、世を呪ってはならない。
何かに向かって働くのが人生だ。
貧乏になってみて、はじめて貧乏のどれほど辛いものであるかがわかる。
病気になってみてはじめて、病気の人の気持ちが了解できる。
死んでみて、はじめて、死というものが理解できる。
宇宙は大学であり、真理はどぶの中にもころがっている。
たえず何かを求めて、あがき苦しみ、もがき苦しみ
もがき呻いて
そして、ついに何かを悟ることができたら
人生は成功だ。
悟っただけの世界へ、死後は、はこばれるのだ。
ある与えられた道筋より外へは出られないのである。
しかし、その道筋というのは、けっして
最初から一定不変の絶対的なものではなく
その方向は絶対的であっても
その長短や道幅は、人間の努力一つでどんなにでもなるものである。
どうしても、情を主とし、親しみを先にしてからでなくては、
しっくりとゆくものではない。
頭の生活はゆきずまる。腹の生活でなくてはならない。