アンデルセンの人魚姫像に赤いスプレー、反捕鯨訴える活動家らが実行?
デンマークの首都コペンハーゲンで、赤い塗料をかけられた人魚姫の像(2017年5月30日撮影)
デンマークの首都コペンハーゲン(Copenhagen)で30日、同市の象徴的存在で
「リトルマーメイド(Little Mermaid)」の愛称で知られる人魚姫の像が
反捕鯨を訴える活動家とみられる人物らによって赤いスプレーを吹きかけられた。
警察当局が明らかにした。
加えて、海岸沿いに設置されている像の前の歩道には
スプレーで「ダンマーク(Danmark、原文ママ)よ、フェロー諸島(Faroe Islands)のクジラを守れ」という
当局に向けたとみられるメッセージも残されていた。
地元の警察当局はツイッター(Twitter)で事件を認め
「リトルマーメイドは破壊行為の標的とされた。当局は捜査を進めている」と投稿した。
北大西洋に位置し、デンマークの自治領であるフェロー諸島には
主にゴンドウクジラを入り江やフィヨルドに追い込み、刃物で仕留める伝統がある。
ブロンズ製の人魚姫の像はデンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(Hans Christian Andersen)のおとぎ話「人魚姫」にちなみ、設置された。