ねこのめ

ねこのめみたいにくるくる回る日常の出来事

本の世界が飛び出す!?

本の世界が飛び出てきたような幻想的な光景である。

飛び出す絵本などは見たことがあるがこの本は幻想的で
その世界に引き込まれていきそうな魅力があるのだ。

■文学の世界を立体的に

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この作品を作ったのはアーティスト、スー・ブラックウェルである。
英国出身のアーティストで紙を使った作品で知られている。

彼女はもう読まれなくなった古本を再活用し芸術作品にしたのだ。
そして作られる立体作品は児童文学を中心にした世界各国の文学の世界を題材にしているのだ。
日本人には馴染のない文学からみんな知っているものまで様々であるその彼女の作品をご覧いただこう。

■星の王子様とローズ

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日本でも愛読者も多いアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子様」である。
バオバブの木が紙で表現されている。

■レイブン

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大鴉(おおがらす)というアメリカの作家エドガー・アラン・ポーの物語詩が題材である。
1845年に発表された作品で、言葉を喋る大鴉(レイブン)が現れ主人公が狂気してくという物語である。

■トレジャーアイランド

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ロバート・ルイス・スティーヴンソンが1881年〜18882年に連載した、
こども向けの小説「宝島(トレジャーアイランド)」という作品が題材である。
少年ジム・ホーキンズが海賊と共に宝島を探しに行く冒険物語だ。船が精巧だ。

■木登り男爵

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小説家カルヴィーノの代表的な作品で、1964年に出版された作品である。
イタリアの男爵家の御曹子コジモがカタツムリ料理を食べるのが嫌で木に登って逃げた。
その後、恋も冒険も革命もすべてを木の上で過ごしたという男の物語だ。
現代の文明生きる人を批判した作品だと言われている。

巨匠とマルガリータ

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ミハイル・ブルガーコフが1929年から1940年にかけて執筆した長編小説が題材である。
当時ソ連い当局から体制批判として受け止められ、出版されたのは死後26年たってからという作品だ。
彼女の作品はこのオレンジ色の明かりが安心感を与えてくれる。

オリエント急行殺人事件

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日本でもドラマ化されたアガサ・クリスティの長編推理小説である。
トルコのインスタンブールからフランスのカレーという場所に向かう急行列車の中で発生した殺人事件を、
名探偵ポアロが解決するとう物語。

不思議の国のアリス

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ディズニーでも映画化され知らない人はいないであろう「不思議の国のアリス」である。
イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが1865年に書いた児童向け文学だ。
主人公のアリスがウサギを追いかけると喋る動物や、トランプの兵隊など不思議な世界に迷い込む物語だ。

ナルニア

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ファンタジー映画として映画化もされた「ナルニア国物語」である。
原作はイギリスの文学者C・Sルイスの児童文学だ。全7巻ある、結構長いのだ。

赤ずきん

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子供の頃に一度は読んだことがあるグリム童話1812年)に収録されている物語だ。
しかしそれ以前にもペロー童話集(1679年)にも収録されている。
元の話がはっきりせずヨーロッパに伝わる民話である。


どの作品も幻想的で美しいものである。