かつて地球上で栄えた古代文明には、21世紀に至っても未解決の謎がまだまだ数多く残されている。
誰もが知っている古代エジプトのピラミッドも、
「なんのために」「どのように」建築されたのか未だ定説は存在しない。
あなたが認めるか認めないかにかかわらず、古代の人々が、
現代のテクノロジーをもってしても解き明かせないほど
高度な技術を有していたことは疑いようのない事実なのだ。
そして今、またも古代人の技術レベルの高さを物語るような衝撃的発見が報告され、
各国のオカルト研究家たちの間で大きなどよめきが巻き起こっているようだ。
というのも、今回の発見により、古代ギリシャ人たちがラップトップコンピュータ、
すなわちノートパソコンを使っていた可能性が浮上したというのだ!
早速、古代ギリシャの遺跡で発見された問題の彫刻をご覧いただこう。
イスに腰掛けた女性と、その侍者らしき子ども。
優美に伸びた女性の右手の先には――
なんと、画面を開いた状態のノートパソコンが!
それを支える侍者の手元からは、ノートパソコンが
USBポートやヘッドホン端子のような(?)外部接続端子まで備えていることがわかる。
見れば見るほど、女性がノートパソコンを使っているとしか思えない驚きの姿だ。
問題の彫刻は、紀元前100年ごろの遺跡で発見された墓に施されていた装飾であり、
「Grave Naiskos of an Enthroned Woman with an Attendant
(侍者を従えた高貴な女性 ― 荘厳な小神殿にて)」と名づけられている。
当時は、死者の墓に「この世の楽しみがあの世でも続くように」との願いを込め、
故人が生前愛していた物事を刻む風習があったようだ。
蝋板を使う人物像 画像は「The Daily Mail」より引用
なお、この事実を素直に受け止めることができない懐疑論者たちからは、
ノートパソコンではなく宝石箱か「蝋板」ではないかとの指摘も上がっている。
しかし、宝石“箱”というには、あまりにも底が浅い。
それに女性の視線が、宝石が入っている箱の底部ではなく、
フタの方に向けられている点も不自然だ。
また、薄い木の板にワックスを塗り、何度でも使える筆記用具として用いられていた「蝋板」ならば、
女性の手には蝋を引っ掻くための細い棒が握られているはずだが、それもない。
今回の発見を受け、一部のオカルト研究家らは
ギリシャ神話との関係性にまで思いを巡らせているようだ。
たとえば、ソポクレスの戯曲『オイディプス王』でも有名なデルポイの神託所では、
多くの指導者層が神からのお告げを聞き、ポリス(都市国家)の政策決定に強い影響を与えていたという。
その“神意”の正体が、実はコンピュータの統計解析ソフトなどを用いた
政治経済分析によってもたらされていた可能性もあるのではないか、というのだ。
この主張が正しければ、長きにわたる古代ギリシャの繁栄がITの賜物だったことになり、
世界史を塗り替える一大事である。
「バカバカしい」と感じる読者がいるかもしれない。
しかし古代ギリシャには、天体運行を計算するために
現代人も舌を巻くほどの緻密さと複雑さをもって生み出された、
まさに古代のコンピュータとしか喩えようのない
「アンティキティラ島の機械」が存在していた。
ノートパソコンに近い道具があったとしても、それは驚くべきことではないのかもしれない。
現在、各国のオカルト研究家たちは、
彫刻にあるノートパソコンの機種を特定しようと分析を進めている。
女性の右手がノートパソコンのディスプレイに触れていることから、
タッチスクリーンを搭載した現代の最新コンピュータに近いものではないかとする説が有力のようだ。
彫刻の分析がさらに進み、古代ギリシャ文明の「本当の姿」が白日の下に晒される日がやってくるのだろうか?
面白いねー