久しぶりに、話の長いおじさんに捕まった。
「おう、生きてたか」と声を掛けられた。
病院の予約の時間まで、あと僅か...
結局、到着したのは予約時間丁度になってしまった( ノω-、)
話の長いおじさんは、悪い人ではないのだが
一度捕まると、猛吹雪の中でも一時間くらい立ち話に付き合わされる
井戸端会議の王なので、ご近所のうわさ話は、おじさんから聞ける。
今回のお話は、「自転車 新しいの要るか?」だった。
おじさんは、近所の雑品屋から部品を貰ってきては
ピカピカに手入れして、自転車を組み立てては近所の人に無料でプレゼントしている
うちも、今まで何台も貰っている。新しいのと交換すると
今まで乗っていた自転車は部品をバラバラにされ、またリサイクルされる(器用)
お金のやり取りは、毎回絶対断られるので
おじさんの好きなビールや、おじさんの奥さん(寝たきり)へ食べやすいものとか
スープとかお世話になったとき届けたり、車椅子の奥さんを病院へ運ぶのを手伝っている。
新しい自転車が、三台くらい完成したらしい。
「ねぇちゃんの乗ってるの、ここ これ錆び錆びだから新しいのに換えたほうがいいぞ」
見ると、ホイールが確かに錆びて 泥避けもペンキが少し剥げていた。
「今乗っていけばいいだろ」って言われたけど
防犯登録してない自転車に乗るのは、何かあったときに困りそう(o´・ェ・`o)
・・・と思ったので、とりあえず断った。
それと、中古部品で組み立てた自転車が
今度から防犯登録出来なくなったらしい!?
おじさんが言うには、自転車協会から
自転車が売れなくなるから、中古部品を組み立てて作った自転車は
防犯登録出来なくなったそうだ。
そんなことあるのか?
娘の分も、新しい自転車に交換しないかって言われたけど
わーい!!ってすぐ言えなかったのは、娘がもうすぐ北海道を離れてしまうので
新しい自転車を貰ってもなぁ、もったいないよなぁ。
娘が居なくなること、伝えたらいいんだろうけど
僕が救急車で運ばれたことも知ってるから、おじさん心配して
娘に「お母さんを置いていくのか!」とか言いそうで、なかなか伝えられない。
僕が、頼りないのがダメなんだよなぁ...