あなたは、「コピー機の心理実験」というものをご存じでしょうか?
心理学者ランガーらは、コピーを取っている人に近づいて、ABCの三種類で頼みをしました。
A 「先にコピーさせてください」
B 「急いでいるので先にコピーさせてください」
C 「コピーを取らなければいけないので、先にコピーさせてください」
このとき、
A 「先にコピーさせてください」
の承諾率は、約60%。
しかし、
B 「急いでいるので先にコピーさせてください」
C 「コピーを取らなければいけないので、先にコピーさせてください」
の承諾率は、どちらも約94%でした。
すなわち人間、とにかく理由づけをすると、OKされやすくなるわけです。
ですのでたとえば、「お茶しようよ」よりも、
「いいカフェを見つけたから、お茶しようよ」や、
「話したいからお茶をしようよ」と言った方がよく。
同じく、「電話番号を教えて」より
「連絡したいから番号教えて」や、
「また話したいから番号教えて」
と聞いた方がOK率がアップするのですね。